KFC帰国者新長田交流会 後編(オンライン教室)
2021.10.18
コロナに なって、KFC帰国者新長田交流会は 休んだり 内容を 変えたり しました。参加する 人も 減りました。帰国者の 人たちは、ずっと 家に いるので 人と 話を することが 減りました。帰国者の 人たちが みんなと 話を できるよう、中国の SNS「WeChat」で 日本語教室を 始めました。前は 新長田で 一緒に 活動していましたが、今は オンラインで 日本語を 話したり 勉強したり しています。10人くらいの 人が 勉強しています。
火曜日の 朝、ふたば国際プラザでは、スタッフの 季頴さんが オンライン教室を しています。季さんに 話を 聞いてみましょう。
- オンライン教室は どうですか?
最初に 始まったときは、みんなは 「好久不見!(久しぶり!)」と 笑って 手を振りました。嬉しくて たくさん 話を します。予定の 時間に 授業を 始めることが できないことも あるくらいです。いつも「授業が 始まりますよ」と 声をかけて、授業を 始めます。授業が 終わった あとも、そのまま みんなで 話を しています。
帰国者の 人たちは コロナで 家に ずっと いるので、人と 話すことが 少ないそうです。オンライン教室は みんなと 話が できるので、たくさんの 人が 毎週 参加しています。
- これから どうしていきたいですか?
帰国者の 人たちは インターネットに 慣れていません。だから、オンライン教室は 大変です。何度も いろいろ 試して 教室を しています。オンラインは いろいろな 難しいことが あるので、話を することが 難しいです。でも、たくさんの 人に 参加してもらえるように、面白くて みんなが 好きな 内容を 選んで、教室を しています。明るい 雰囲気を 目指しています。まだ オンライン教室に 参加していない 人には 電話をして、誘っています。
オンライン教室には、遠くに 住んでいても 簡単に 参加できます。毎週 ずっと オンライン教室に 参加している 帰国者一世の 長尾ますみさんから 感想を 聞きました。
「新しい 教室の やりかた」
コロナで いろいろな 日本語教室が 休みになりました。一緒に 勉強していた 人たちと 会えません。交流も できません。毎日、コロナの人数が 増える ニュースを 見て、つらいです。
KFC新長田日本語教室は オンラインで授業を始めました。帰国者の 日本語の 勉強の新しい やりかたを 始めました。教室が 始まるとき、みんなが 相手の 顔を見て、「あ、久しぶりですね!」と 一緒に 言いました。
オンライン教室は 始まってから 7か月が 経ちました。内容は、生活に 関係のある 言葉から 天気のこと、俳句、四字熟語、ことわざまで、本当に いろいろ あります。防災(地震や 津波から 身を 守ること)や防疫(コロナから 身を 守ること)のことも 勉強しました。
教室は 一回20分くらいです。ちょっと 短いですが、分かりやすいです。私は 高齢者なので、分かりやすい 教室は 参加が しやすいです。
私は、家から 新長田の 教室に 行くのに、往復で 4時間以上 かかります。コロナのことは 心配です。だから、自分の 家で 勉強できるのは、とても 良いです。
コロナは、暗い トンネル みたいです。いつ 終わるか 分かりません。オンライン教室は ずっと 続いて 欲しいです。
帰国者の 人たちは WeChatを 使っている 人が 多いです。だから、オンライン教室を 始めることが できました。やりかたが 分からない 人には やりかたを 教えています。「顔が 映らない」や「声が 聞こえない」などの 問題を 少しずつ 解決してきました。でも、参加できない 人も いるので、電話を したり 手紙を 書いたりしています。
交流会の 活動は、社会の 様子によって いろいろ 変えていかなければ なりません。
どのような 活動でも、みんなが 楽しく 好きなように 活動できる 場所が 必要です。