年金について
2022.02.14
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これは、日本年金機構からの 手紙の 例です。もし このような 手紙が 来たら、何が 書いてあるか 見ましょう。今日は、日本の 年金について 話します。
日本の 年金(公的年金)は、どのようなものですか?
- 年金は、あなたが 65歳になったあと、もらえるお金です。他にも、病気や 事故で病気に なって、障害が のこったとき、年金が もらえます。また、家族が 亡くなったとき もらうことができます。年金を もらうためには、毎月 年金保険の お金を 払います。年金には、2つの種類が あります。1つは、公的年金です。これは、日本の 政府が やっている 年金です。もう1つは、個人年金です。これは、ふつうの 会社が やっています。このWebページでは、公的年金の 話を します。
誰が 公的年金に 入りますか?
- 日本に住んでいる 20歳から 59歳の人が 公的年金に 入ります。日本に 住んでいる 外国人も 公的年金に 入ります。
国民年金について 教えて下さい。
- 国民年金は 「基礎年金」と 呼ばれます。みんなが 入る 年金という 意味です。国民年金には、下の 3つの 種類があります。
①第1号被保険者
この年金に入る人: 20歳から 59歳の人で、農業を している人や、1人で 働いている人、学生や 仕事を していない人など
例えば、自分で 会社や お店を している人は、この年金に 入ります。この年金は、1か月に 16,610円の 年金保険の お金を 払います。 お金は、銀行か、郵便局か、コンビニで 払うことが できます。現金か、口座振替、クレジットカードでも 払えます。早く 払うと、 安くなります。口座振替で 早く 払うと、一番 安いです。
②第2号被保険者
この年金に入る人:会社で 働いている人や 公務員など
厚生年金の 仕組みに 入っている 会社や 工場などで、 フルタイムで 働いている人は、この年金に 入ります。アルバイトの 人も、一週間で 働く 時間が 長い人や、1年より長く 働いている人、たくさん お金を もらっている人は、この年金に 入るかも しれません。(学生は この年金に 入りません。) あなたの 会社が あなたの 代わりに 年金保険の お金を 払います。そして、あなたの 給料から 必要な お金を 引きます。
③第3号被保険者
この年金に入る人: 配偶者(夫や 妻) が 第2号被保険者の人で、20歳から 59歳 までの人(1年に 稼ぐ お金が 130万円より 少ない人)
この年金の人は、 年金保険の お金を 払いません。
国民年金と 厚生年金の 違いを 教えて下さい。
- 20歳から 59歳の人は みんな 国民年金(基礎年金)に 入ります。厚生年金に 入っている人は、国民年金の分と 厚生年金の分が もらえます。日本の 年金は 2つの 種類が あります。厚生年金に 入っている人の方が、たくさん 年金を もらえることが 多いです。
国民年金の 種類を教えて下さい。
- 老齢年金、障害年金、遺族年金の 3種類が あります。
①老齢年金
年金保険の お金を 10年より 長く 払ったら、年金が もらえます。年金は、あなたが 65歳に なったあと、もらえます。長く 年金保険の お金を 払ったら、多く 年金が もらえます。国民年金に 入っている人は、「老齢基礎年金」を もらいます。もし 40年 ずっと 年金保険の お金を 払ったら、1年に780,900円が もらえます。(もし 年金保険の お金を 払わないときが あったら、もらえる 年金は 減ります。) 厚生年金に 入っている人は、「老齢厚生年金」が もらえます。いくら もらえるかは、あなたの 給料と、年金保険の お金を 何年 払ったかと、あなたの 家族が 何人いるかで 決まります。(あなたに 配偶者が いるか、それから あなたに 子どもが 何人 いるか)
②障害年金
あなたが もし 病気や けがで 障害が 残ったら、この年金が もらえます。国民年金に 入っている人は、「障害基礎年金」、厚生年金に 入っている人は、「障害厚生年金」が もらえます。この 年金は、10年より 長く 年金保険の お金を 払っていなくても、もらえます。障害基礎年金は 1年で 780,900円 もらえます。障害が 重い人や、子どもがいる人は、もっと もらえます。(780,900円*障害の レベル+子どもの 数の 加算※) 障害厚生年金は 障害の レベルと、あなたの 給料、何年 年金保険の お金を 払ったかと、あなたに 配偶者が いるかどうかで 決まります。
※子どもの 数の 加算
1人目と 2人目の 子ども:1年で 224,700円, 3人目と それより あとの 子ども:1年で 74,900円
③遺族年金
もし 年金に 入っている人で、家族が 生活するための お金を 稼いでいた人が 亡くなったら、 残った 家族が 年金を もらえます。国民年金に 入っていた人が 亡くなったら、家族は「遺族基礎年金」が もらえます。厚生年金に 入っていた人が 亡くなったら、家族は「遺族厚生年金」が もらえます。遺族基礎年金は、亡くなった人の 配偶者で、18歳より 小さい 子どもが いる人が もらえます。遺族厚生年金は、配偶者か 子ども、親、孫、祖父母(おじいさん おばあさん)が もらえます。(誰が もらえるか、もう少し 細かい ルールが あります。) 遺族基礎年金のお金は、1年で780,900円です。子どもが いたら もっと もらえます。(780,900円 + 子どもの 数の 加算)※) 遺族厚生年金は、あなたの 給料と 何年 年金保険を 払ったかで 決まります。
※子どもの 数の 加算
1人目と 2人目の 子ども:1年で 224,700円, 3人目と それより あとの 子ども:1年で 74,900円
年金に どうやって 入りますか?
- 国民年金は、住民票を 作った 区役所の国民年金の 窓口で 手続きします。厚生年金の 手続きは、あなたの 会社が やります。
年金保険を 払う お金が ありません。どうしたら 良いですか。
- あなたの お金が 少ないとき、年金保険を 払わない(免除)か、あとで 払うこと(猶予)ができます。年金を 払わない(免除)のは、全部 払わないか、 少し 払わないかの 種類が あります。(75%, 50%, 25%) もし あなたが 学生なら、猶予に できます。年金保険の お金を 払わなかった分、あとで もらえる 年金は 減ります。
日本で 年金保険の お金を 払いました。でも、最近、自分の 国に 帰りました。 どうしたら 良いですか。
- 日本で 6か月より 長く 年金保険の お金を 払った人は、年金を やめる時の お金(脱退一時金)を もらえます。もらえる お金は、あなたが 長く 年金保険を 払っていたら 多く もらえます。手続きは、日本の 住所が なくなったあと、2年が たつまでに します。
私は 自分の 国で 年金に 入っていました。日本の年金と 関係が ありますか。
- あなたの 国で 払った 年金と、日本で 払う 年金を 一緒に 計算することが できるかもしれません。あなたの 国が 日本と、社会保障協定を 結んでいたら、それが できます。アメリカや 中国、韓国など、20の 国が、日本と 社会保障協定を 結んでいます。詳しくは、下の リンクを 見て下さい。
<<https://www.nenkin.go.jp/service/shaho-kyotei/20141125.html>>
私は 会社で 働いていました。厚生年金に 入っていました。でも、仕事を 辞めました。年金は どうしたら 良いですか。
- 厚生年金を 辞めて、 国民年金に 入ります。日本年金機構から、手続きの 手紙が あなたの 家に 来ます。手紙を 見て、必要な ことを 書いて、 手続きして下さい。
最後に
何の 年金に 入るか、年金が いくら もらえるかは、それぞれ 違います。
詳しいことは、区役所か 年金事務所の国民年金の 窓口で 相談して下さい。厚生年金のことは、あなたの 会社に 聞いて下さい。
下のリンクは、日本年金機構のWebページです。参考に してください。
日本年金機構→<<https://www.nenkin.go.jp/service/pamphlet/kaigai/kokunenseido.files/1Japanese.pdf>>
分からないことは 質問して下さい。
→<<https://social-b.net/baiyu/easy_jp/question-box/>>