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KOBEランタン縁日2022を行いました

KOBEランタン縁日2022を行いました

去年の様子はこちらをご覧ください。

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KOBEランタン縁日2022

10月21日(金)、22日(土)にKOBEランタン縁日2022を行い、大小800個のランタンで長田の街を彩りました。今年はふたば学舎に加え大正筋商店街の橋げた2つや協力テナント前、新長田大橋地下道、合同庁舎1階の神戸生活創造センターなど、多くの場所でランタンを展示し、多くの方々のご協力でこれまでになく広範囲に事業を実施でき、ふたば学舎の親子縁日だけでも2日間で2,300名の来場者がありました。

街中でランタンを設置

ランタンの数は毎年増やしていて、昨年は約550個でしたが新たに250個ランタンを増やしました。日本語の学習者や支援者、地域の子どもたちなど様々な人々に絵付けを行って頂き、今年もオリジナリティあふれるランタンがたくさんできました。今年はランタンをできるだけ長い期間楽しんで頂けるよう、縁日の2日間だけでなく、1週間前から展示を開始して街行く人々の注目を集めました。実際に絵付けをした人々が、自分が絵を描いたランタンを探す姿もたくさん見られました。

また、今年はウクライナ避難民向け日本語教室でもランタンへの絵付けの機会を作り、芸術活動が好きな避難民の方々がとても楽しそうに絵付けをされていました。一部の方々はとてもランタンの絵付けが気に入り、その後神戸国際コミュニティセンター(KICC)で別途実施した絵付けイベントにも参加されていました。

盛況となった親子縁日

縁日の催し物自体もコンテンツを増やしました。親子縁日ではスーパーボールすくい、割りばし鉄砲、世界の遊び、千本引きなどふたば学舎のノウハウやネットワークを活かして多くの方々の協力を得て子どもたちが楽しめるゲームを多数用意しました。またステージ企画では昨年に引き続きチンドンの演奏やマジックを披露頂いた他、モンゴル語の母語教室の子どもたちによる演奏やフラダンス、地域のアイドルグループのパフォーマンスなど、多彩な内容になりました。また神戸国際コミュニティセンター(KICC)でもKICC縁日を企画して頂いたり、大正筋商店街の店舗で金魚すくいを出して頂いたり、そしてそれらに満遍なく人が行くように会場マップとスタンプラリーを準備したりと工夫を行い、功を奏しました。

飲食屋台

そして、ここ数年コロナでできていなかった飲食屋台にも取り組むことができました。地域の店舗や団体・個人の協力を得て韓国、ベトナム、モンゴル、ブラジル、ウクライナ、わたがしといった多様性ある飲食店舗をふたば学舎前と神戸国際コミュニティセンター(KICC)前で展開しました。KICC前ではウクライナの人々によるピロシキの販売を行い、ウクライナ避難民支援で通訳をお願いしている方の協力を得て、結果9名の避難民の方々がピロシキづくりや販売に参加しました。屋台前ではウクライナの国旗をもって楽しそうに販促する姿も見られました。

参加者の声

私は、ボランティアとしてこのイベントに参加させていただきました。親子縁日には多くの子どもたちや家族が訪れ、ゲームやステージを楽しんでいました。千本引きの列が途切れることがなく、他のブースも常に賑わっていて、このイベントの盛況ぶりに驚きました。子どもたちやご家族の楽しそうな顔をたくさん見ることができ、このイベントに関わることができて嬉しかったです。これからも、このイベントを通して、人々の縁をつくり、街を元気づけ、賑わいを生み出していきたいと思いました。

今後に向けて

今回のランタン縁日の実施にあたっては寄付(ランタンサポーター)を募り、18団体・個人から93,000円のご協力を頂きました。また当日も募金箱を設置し来場者に7,928円のご協力を頂きました。これからも毎年規模を大きくして、外国人の社会参加の機会や地域の縁をつくる事業を行っていきます。