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確定申告についても解説! 国税について

確定申告についても解説! 国税について

以前の投稿では税金の概要や地方税について説明しました。今回は、国税について説明していきます。

国税

国税とは、国に納める税金です。所得税や消費税などがあります。

  • 所得税

所得税とは働いてもらったお金(所得)にかかる税金のことです。お金をたくさん稼ぐほどこの税金を多く払います。扶養家族(子供など)の人数や配偶者(妻・夫)がいるかによって所得税が安くなることがあります。毎月の給料からの「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」という形で引かれています。(源泉徴収は次で説明します。)

  • 源泉徴収(げんせんちょうしゅう)

源泉徴収とは、会社が給与を支払う時にその所得に応じた所得税を差し引いて、その所得税を国に納めることです。

  • 確定申告(かくていしんこく)

 

確定申告とは、前の一年間の所得(給料)を国(税務署)に報告して所得税を計算することです。商売をしている人(自営業、農業、自由業の人)などは、自分で収入金額やかかった費用、税金の金額などを計算して直接税務署に申告します。会社で仕事をしている人(給与所得者)は会社が毎月の給料から所得税を引いて代わりに国に払っている(源泉徴収)ので確定申告は必要ありません。代わりに年末に年末調整を行います。(年末調整については後で説明します。)

しかし、会社で仕事をしている人であっても、給料が2000万円を超えた人、2か所以上から給料をもらった人は確定申告が必要です。また、病気でお金がたくさんかかった人、扶養家族(配偶者や子供など)が増えたり、収入が少なかったりした人などは所得税が返ってくることがあるので会社で仕事をしていても確定申告をしたほうがいいことがあります。

また、留学生などで母国に扶養家族がいる人は確定申告すれば扶養控除を受けられます。扶養控除とは、配偶者以外の16歳以上の親族(子供、父母など)で、年間の所得が決められた金額より少ない人と納税者の収入により生活をしたり、お互いに生活費を負担しあうなど共に生計を立てている場合に所得税が控除される(減る)制度です。

確定申告に必要なものは以下の通りです。

  1. 確定申告書(税務署においてあります)
  2. 前の年の所得を証明するもの(源泉徴収票(げんせんちょうしゅうひょう)や支払い証明書)
  3. 身分証明書(在留カード、特別永住者証明書(とくべつえいじゅうしゃしょうめいしょ)等)
  4. 扶養控除に必要なもの(本国にいる扶養者の出生証明書や送金証明)など
  5. 保険料控除に必要なもの(保険の控除証明書)
  6. 印鑑(いんかん)またはサイン

2/16-3/15に確定申告をしてください。

  • 年末調整(ねんまつちょうせい)

所得税を会社で仕事をしている人が支払う場合、その金額は一年間にどのくらい稼ぎそうかという見込みの年収(所得)を元に計算されています。その金額はだいたいで計算されているため、実際に支払うべき金額と異なることが多いです。払うべき金額と実際に払った金額が合っているかどうかを確かめる手続きを年末調整といいます。所得税を多く払いすぎていた場合はその分のお金が返ってきます。

年末調整の紙には一年間の所得(もらったお金)や次の年の収入見込みなどを記入します。扶養家族(子供など)や配偶者(夫・妻)がいる人、生命保険や地震保険に入っている人などは控除がある(所得税が下がる)ので記入します。

  • 消費税

消費税とは、あらゆる商品やサービスに対してかかる税金です。お店で物を買う時、サービスに対してお金を払う時の値段に含まれています。

 

「給与明細の見方」→<<https://social-b.net/baiyu/kyuuyomeisai0528/>>

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