日本で銀行口座を開設しよう!
2023.05.17
日本に滞在する外国人の方の中には、日本で口座を開設したいと思われる方も多いと思います。今回は銀行口座の開設の仕方について説明します。
銀行口座を開設する条件
1.6か月以上滞在する見込みがあること
2.住民票を取得していること
1.6か月以上滞在する見込みがあること
銀行口座を開設するには、日本に6か月以上滞在する見込みがあることが必要です。ただし、この条件は海外送金もできる普通口座を作るための条件なので、海外送金ができなくてもよければ3か月以上滞在する見込みがあれば口座を作ることができます。
2.住民票を取得している
銀行口座を開設するには、住民票を取得している必要があります。住民票は、日本に滞在する期間が3か月以上の人は市役所に転入届を提出すれば住民票を取得することが可能です。そのため、銀行口座を開設する前に市役所で住民票取得の手続きを済ませておきましょう。
銀行口座開設に必要な物
1.身分証明書
2.住所の確認が取れるもの
3.電話番号
4.印鑑
銀行口座を開設するには必要なものが多くあります。一つずつ見ていきましょう。
1.身分証明書
在留カードとパスポートを持っていきましょう。他にも、健康保険証、運転免許証、学生証又は社員証があれば持っていきましょう。
2.住所の確認が取れるもの
住所の確認が取れるものとして、住民票や公共料金の請求書・領収書が挙げられます。
住民票
市役所で転入届を提出して受理された後、窓口で申し込むことで受け取ることができます。転入届を出してすぐには受け取ることができないかもしれません。その場合は数日明けてから申し込むようにしましょう。申し込むには、「住民票の写し等交付申請書」に住所や名前など必要事項を記載し、提出する必要があります。分からなければ、市役所の人に聞けば教えてくれるので聞いてください。マイナンバーカードを持っている人はコンビニで取得することも可能です。
公共料金の請求書・領収書
公共料金とは、ガス、電気、水道などにかかるお金が挙げられます。その請求書・領収書は住所を証明するものになります。
3.電話番号
家の固定電話の番号か、携帯電話の電話番号が必要です。
4.印鑑
銀行口座を開設するには、印鑑が必要です。印鑑は名字で作ることが一般的です。印鑑は町のはんこ店で作ったり、楽天やオンラインで作ることも可能です。カタカナや、英字でも作ることができます。印鑑は住宅を契約する時にも必要なのでぜひ作っておきましょう。
銀行口座開設の流れ
1.店舗へ来店する
口座開設に必要なものをもって銀行へ行きましょう。銀行によってはオンラインで申し込みができるものもあります。
2.申し込み手続きをする
銀行の窓口の人の案内に従って手続きを進めていきましょう。質問の意味が分からないときはその都度確認するようにしましょう。日本人の友人に付いてきてもらうとスムーズに手続きができると思います。
3.預金通帳・キャッシュカードを受け取る
口座開設の手続きが終了すると、預金通帳、キャッシュカードを受け取ることができます。預金通帳はその場で受け取ることができますが、最近は紙媒体の通帳を廃止または有料制にし、アプリの通帳をおすすめしている銀行も増えています。キャッシュカードは、後日家に届きます。本人しか受け取ることができず、受け取る際に在留カードやパスポートなどの本人確認書類を見せる必要があります。カードが届くまで約一週間かかります。
オンライン口座開設のメリット・デメリット
メリット
- 他の言語に翻訳して口座を開設することができる
- 時間を気にせず、自分のペースでできる
デメリット
- 分からなかったときにすぐに他の人に聞けない
- 個人情報などの確認に時間が必要なため、口座開設までに時間がかかる
印鑑や電話番号がない人が口座を開設するのにおすすめの銀行
- ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、電話番号や印鑑がなくても口座を開設することができます。電話番号ができた後は必ずATMなどで新しい電話番号を登録してください。
また、一部店舗でタブレットでの口座開設を行っています。タブレットでは日本語、英語で口座開設の手続きができます。チャット形式で、住所・氏名は本人確認書類から自動読み取りを行うことで、簡単に手続きが行えるようになっています。
さらに、店頭で書類での口座開設でも、必要書類をダウンロードし、自宅で記入してから持参することもできます。書類は多言語対応しているので、日本語が苦手な方でも簡単に申込書を作成できます。在留資格が留学・技能実習の方は、在留カードの他に学生証・社員証なども必要です。
- 三菱UFJ銀行
口座を開設する際に、印鑑が必要ないタイプの口座を選ぶことができます。通帳は発行されず、インターネットでお金の入出金を確認します。
- りそな銀行
口座開設の際に印鑑が必要ありません。アプリで、在留カードを撮影して送信するだけで開設することができます。ただし、社員証・健康保険証・学生証が必要になることがあります。メールに口座番号が届くので、日本でメールを受け取れるメールアドレスを持っている必要があります。カードは郵送で約2~3週間後に届きます。
いかがでしたか?銀行の口座開設は一見難しそうですが、事前に必要な物や方法を知っておくことで不安は減ると思います!印鑑や電話番号が要らなかったりインターネットで申し込みできたりする銀行もあるので、自分に合った方法で口座を開設しましょう!
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