地震(じしん)が起こったらどうする?
2023.05.18
日本は地震が多い国です。1995年に阪神淡路大震災が起き、2011年には東日本大震災が起きました。その後も熊本、大阪、石川など日本各地で大きな地震が起きています。今回は、地震が起こった時にどのように行動すればいいかについて紹介します。
地震が起こったら
- 建物の中にいる時
地震が起こったら、テーブルの下などに入って揺れが収まるまで待ちましょう。テーブルが上から落ちてくる本やお皿などからあなたを守ってくれます。揺れが大きい時はテーブルも動いてしまうので、テーブルの脚を手でしっかり押さえておきましょう。
ストーブやガスの火は、揺れが収まってから消しましょう。まずは自分が安全なところに逃げることが大切です。
- 屋外にいる時
屋外にいる時に地震が起こったら、上から落ちてくるものや崩れそうな建物に注意しながら近くに高い建物や落ちてくるものがなさそうな広い場所、例えば公園などに逃げましょう。逃げる時はカバンなどがあればそれで頭を守りましょう。ブロックの塀や自動販売機は倒れやすいので、離れてください。山や崖は地震が起きると崩れやすいので遠くへ逃げてください。安全な場所に逃げることができたら、揺れが収まるまで頭を下げてしゃがんでケガを防ぎましょう。
- 車を運転している時
車を道の左側に止めてエンジンを切ります。ドアには鍵をかけないで、車に鍵を付けたままにしましょう。救急車や警察の車が通る時に動かすことがあるからです。地震が起きた時は道路も崩れて車を盗む人はほとんどいません。他の人を助けるために来る車が通れるように協力しましょう。
地震が収まった時
- 海の近くにいる場合
地震が起きた後、津波という高くて力の強い波が来ることがあります。その波は家や車を押し流すほど力が強いです。海の近くにいる場合は津波が来る可能性があるので、その場合は貴重品や食料なども持たずにすぐに高い場所に逃げてください。逃げる時は車やエレベーターを使わないようにしてください。道路が渋滞したり、エレベーターに閉じ込められて逃げ遅れる可能性があります。
- 外へ逃げる時
地震が収まって外に逃げる場合はブレーカーのスイッチや火を消してから外に出てください。大きな地震では電気が止まることがあります。ブレーカーのスイッチを切らないと、しばらくして再び電気が流れた時に火事になることがあります。また、火もつけっぱなしだとガスが漏れたり火事になる可能性があり危険です。
- 家が暮らせないほど壊れている時
地震で家が暮らせないほど壊れたり、危ないと感じる場合は学校などの避難所でしばらく過ごすことができます。すぐに建物が崩れたり津波が来る心配がない時は、避難所に必要な食料や服などを持っていきましょう。事前に防災リュックを用意しておくとすぐに逃げることができます。
避難所について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください
避難所 https://social-b.net/baiyu/hinanzyo1001/
家族や友達に連絡するとき
地震の後は大勢の人が連絡を取り合うため、電話やメール、メッセージアプリがつながりにくくなります。メールを送る時はなるべく短く「無事です」「大丈夫です」とすると送れることもあります。
また、災害用伝言ダイヤルというものがあります。171と押すとつながり、メッセージを録音したり、聞いたりすることができます。携帯電話会社も災害用伝言板を用意していることがあるので、事前に調べておきましょう。
家に帰る時
大きな地震の後は電車やバスが止まることがあります。その場合は、遠くから会社や学校に来ている人は家に帰らずに会社や学校で待ったり、泊まったりすることも考えましょう。東日本大震災では、東京でも電車が止まり、自宅まで数時間かけて歩いて帰ったという人も多くいました。
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「避難所」https://social-b.net/baiyu/hinanzyo1001/
「『警報』と『注意報』」https://social-b.net/baiyu/keihou20211117jp/
「こんな時どうする?119番と110番」https://social-b.net/baiyu/sos20220316jp/
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