教科書で勉強していても分からない!? 関西弁講座!
2023.06.27
日本には多くの方言があります。日本語の教科書は標準語で書かれていることが多いため、方言が混じっていると分からないことがあるかもしれません。今回は、関西でよく話されている関西弁について紹介します!
関西弁とは
関西弁とは、日本の西側(関西)でよく話されている言葉です。特に、近畿圏(兵庫、大阪、京都、和歌山、奈良、滋賀、三重)で話されています。近畿の中でも、都道府県や地域によって少しずつ使う言葉や言い方が変わり、大阪弁、神戸弁など様々な種類があります。
よく使われる関西弁
- あかん
「ダメ」という意味です。「あかんで」「あかんやん」などとも言います。
例)そんなんしたらあかんで (そんなことしたらダメだよ)
- ほんま
「本当」という意味です。「本当に」は「ほんまに」と言います。
例)ほんまに大丈夫なん? (本当に大丈夫なの?)
- めっちゃ
「とても」という意味です。
例)めっちゃ美味しい (とても美味しい)
- はよ
「早く」という意味です。
例)あんた、はよしーや (あなた、はやくして)
- ちゃう
「違う」という意味です
例)そんなんとちゃう (そういうことではないよ)
- しょうみ
「実際のところ」「実質」という意味です。
例)しょうみやらんでもいっしょや (実際のところやらなくても一緒だ)
- なおす
「元の場所に戻す」という意味です。標準語に「治す」「直す」という言葉があるのでややこしいかもしれません。
例)これなおしといて (これ元の場所に戻しておいて)
- ほかす
「捨てる」という意味です。
例)これほかしといて (これ捨てておいて)
- そうなん/そうなん?
「そうなん」は「そうなんだ」という意味です。「そうなん?」は「そうなの?」と相手に尋ねる時に使います。
例)この店ポイント貯めたらお得らしいで。 へぇ~そうなん。いいやん。
(このお店ポイント貯めたらお得らしいよ。へぇ~そうなんだ。いいじゃん)
例)明日のテスト、来週に延期になったらしいで。 えっそうなん?
(明日のテスト、来週に延期になったらしいよ。 えっそうなの?)
- ~へん/~ひん
「~ない」という意味です。地域によって「~へん」を使うか、「~ひん」を使うかは異なります。関西では、どちらでも通じると思います。
例)宿題しーひん(せーへん)くていいの?(宿題しなくていいの?)
例)○○君もう来た? まだ来てへんなぁ。もうこーへんのかなぁ
(○○君もう来た? まだ来てないなぁ。もう来ないのかなぁ)
- ~ねん
「~だ」という意味です。
例)あんな、私○○君が好きやねん (あのね、私○○君が好きなんだ)
- ~やで
「~だよ」という意味です。
例)あのTシャツ半額やで (あのTシャツ半額だよ)
いかがでしたか?関西弁はきつい、怒っているように聞こえるとよく言われますが、意味を知ったら少しはそのような気持ちも薄れるかもしれません。ぜひ関西弁も知って、関西の人との会話を楽しみましょう!