118番って何の番号? 海や川での事故に気をつけて!
2023.08.02
夏休みに入り、海や川で遊ぶ人が増えてきています。海や川で遊んでいて溺れて亡くなる人も増えてきています。特に、子どもは流されたり溺れたりしやすいので要注意です。今回は、海や川で遊ぶときの注意点、また、118番の番号について解説します。
118番って何?
118番は、海上保安庁に繋がる番号です。海上保安庁は、海での事故や事件に対応しています。海水浴場以外の海で溺れたり、流されてたりしている人を見た時は118番に電話しましょう。海水浴場でそのような人を見た時は海水浴場の監視員、ライフセーバーに助けを求めましょう。
電話で伝える情報は以下の4つです。
①どのような事故か②事故の場所③事故車の人数④通報者の名前と連絡先
- 118番に電話した時の会話例
海上保安庁 はい。こちら海上保安庁118番です。事件でしょうか。事故でしょうか。
あなた 事故です。人が溺れています。
海上保安庁 溺れているのはどこですか?
あなた ○○県○○市の○○海岸の近くです。
海上保安庁 溺れているのは何人ですか?
あなた 1人です。男の子が溺れています。
海上保安庁 ライフジャケットは着用されていますか?
あなた いいえ。着用していないです。
海上保安庁 分かりました。あなたの名前と電話番号を教えてください。
あなた 名前は○○○○です。電話番号は○○○―○○○○―○○○○です。
海上保安庁 ありがとうございます。すぐに向かいます。
海水浴場以外の海で溺れた人や流されている人を見つけた場合は118番に電話します。しかし、118番が思い出せず、119番は思いついている場合は迷わずそちらにかけてください。必要があれば消防(119番)が海上保安庁(118番)に連絡してくれます。また、川で溺れたり流されている人を見つけた場合は119番に電話してください。海水浴場で溺れたり流された人を見つけた場合は、海水浴場のライフセーバーや監視員の人に知らせてください。
ライフセーバーや監視員は高い椅子の上から海で溺れたり流された人がいないかを見ています。以下のような服を着ています。
海・川での事故が起こりやすい場所
- 流れが速い場所
海の中には、沖に向かって流れる力が強い場所があります。その場所では一秒に一メートル以上も流されることがある危険な場所です。しかし。見ただけではどこが危険な場所か分かりません。気づいたら沖の方まで流されていたということもあります。
- 急に深くなる場所
また、海も川も急に深くなる場所があります。そのような場所で溺れることが多いです。海や川で遊ぶときは「この辺りは浅いから大丈夫」と思い込んだり油断したりせずに、「急に深くなるかもしれない」と注意しながら遊びましょう。海や川は子どもたちだけで入るのではなく、大人と一緒に入るようにしましょう。
海・川の事故に遭わないために
- ライフジャケットを着用する
ライフジャケットを着ることで、海で流されたとしても溺れたり命を落とす危険性を減らすことができます。足がつかない場所でも体を浮かせることができ、慌てて動いて沈んだり、体力を消耗したりする可能性を減らすことができます。
- ひざより上に水が来るところには行かない
子どもと海や川に入る時は、子どものひざより上に水が来るところには行かないようにしましょう。水がひざ下までしか来ないからと絶対に安全であるわけではないですが、事故に遭うリスクを低くすることができます。
- 大人も一緒に海・川に入る
子どもが海や川で遊ぶときは必ず大人も一緒に入るようにしましょう。遠くから見ていたら気づかない異変も、近くで一緒に遊んでいたら気づくことができます。
流されてしまったら
もし流されてしまったら、「浮いて待つ」ようにしましょう。川岸や海岸に戻ろうとして泳いでも、流れが速くて難しいです。体力を消耗して溺れる原因にもなるので、無理して川岸や海岸に戻ろうとせず、浮いて待ちましょう。ライフジャケットを着ていない場合は背中を水につけて、「背中で浮く」ようにしましょう。ライフジャケットを着ている場合は、背中で浮くのではなく、体操座りをして、浮きましょう。顔を水面よりも上で保つことができ、体温も下がりにくくなります。
いかがでしたか?夏は海や川での事故が多いです。ポイントを守って事故に遭わないようにしましょう。また、流されたり溺れている人を見つけたら、118番、119番に電話をしたり、ライフセーバーや監視員など、周りの人に助けを求めたりしましょう。
(今回参考にした記事)
NHK 海の水難事故から子どもや家族を守る 見えないリスクと対策は
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20220805_02.html
溺れた人を見た時の対処法 ウォーターセーフティガイド
- こちらの記事もご覧ください
こんな時どうする?119番と110番 https://social-b.net/baiyu/sos20220316jp/
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