2021年度夏季多文化ひろめ隊養成講座を行いました2021.09.11

821日に多文化ひろめ隊養成講座を行いました。「多文化ひろめ隊」は、神戸市内の児童館に行って、講師として自分のルーツや文化紹介を行う事業です。多くの児童館から応募を頂く人気事業であり、子どもたちが多文化への理解を深めたり関心を持ったりできるよう行っています。児童館の希望、講師の考えを聞いて、コミュニケーションを取りながら相互理解に繋がるよう取り組んでいます。

今回の研修会は9月に派遣を行うためのもので、留学生や働いている人、子育てしている人など合わせて19(8か国・地域)が参加しました。児童館で子どもたちに自己紹介やルーツ、文化紹介をするときに注意するべきポイント(低学年の子どもに合わせた簡単な内容にしたり、簡単な言葉づかいにしたりするなど)を説明したあと、昨年度に文化紹介DVDの作成に携わった人の動画を手本として見て、感想を聞いて、それを参考にして自分の発表内容を考えてワークシートに記入するということを行いました。

養成講座のあと、派遣予定の11児童館の担当の方々との打ち合わせ会を行いました。コロナ対策として、ふたば学舎の別室を借りて2フロアに分けて行いました。打ち合わせでは派遣日、児童館の場所、行き方、互いの連絡先の交換、プロジェクター設備の有無、謝金の受け取りについてなど大切な確認事項について説明を行いました。人同士が接触するレクリエーションを行わないなど、今回特に注意が必要な部分の説明も行いました。

昨年度は派遣を中止し、DVDに文化紹介の様子を収録して児童館に送る形を取ったところ、児童館から「やはり実際に会って文化紹介を行ってほしいとい」というアンケートの回答が寄せられたことを踏まえ、今回は派遣の実施を進めています。原稿執筆時点(92)で既に2館への派遣が終了し、「児童が興味を持って話を聞いていた」という声が届いています。コロナ禍で難しい状況ですが、最新状況を見ながら取り組んでいきます。