相互理解講座~世界の働き方~を行いました2021.02.12
2月11日に、相互理解講座~世界の働き方~が行われました。
出身国・地域と日本の両方での勤務経験がある方々3名にゲストとしてお越し頂き、働く上での考え方の違いや日本で働いていて感じたことなどをお聞きし、文化や習慣を越えて共に生きる社会を作るためのヒントを考えました。オンライン形式で、ゲストの方々のみふたば国際プラザにお越し頂いて実施しました。
当日は18名の参加者がありました。最初にゲストの方々のこれまでの出身地や勤務経験について自己紹介頂いた後、参加者からの質問応答を行いました。
ゲストの方々は、最初はオンラインという形式ゆえか緊張の面持ちでしたが、日本で働く中で感じることを話し始めると熱が入ってきて、時間が足りなくなるほどたくさんのことを語ってくれました。
参加者の方からは、「各国の働き方を知ることができ、興味深かった。彼らが生活しやすいように、良き隣人でありたいと思った。」というような感想のほか、「講演者の方々が日本の会社に適応することで大事だと思っている習慣(時間厳守、報連相、根回し、先輩後輩関係、協調性など)は、日本で仕事が個人化せず、長時間労働の文化に通じていることが印象に残った。」「社長や上司が、部下と同じように一生懸命に働くことが日本の美点とされるなど、気づかされることがあった。」など、適応しようとゲストの方々ががんばっている日本の習慣の是非を問いかけられ、考えされられたというような感想もありました。また、他に印象に残った話として、会社の飲み会で、お酒が宗教的に飲めないと日本人の同僚に言って最初は理解を示されていた様子でも、酔いが回った後、「ちょっとくらい飲んでも、今日は神様も見てないよ」というような形でお酒を勧められて不快だったという話があり、相手を尊重する姿勢を持てるかどうかという点で考えさせられるものでした。
今日のような共有の場があることで、発見できることがあります。ふたば国際プラザでは今後も異なる文化的背景を持つ一人ひとりがどのように社会で共生していくのか考えることができる企画を行っていきます。