相互理解講座第7回「日本語の起源はどこに?」を実施します2025.02.12
ふたば国際プラザでは、日本人と外国人の交流・相互理解事業として相互理解講座を6年間実施してきました。今回の2024年度最終回「日本語の起源はどこに?」を実施します。
国際理解にとって相互の文化を正確に認識し合うことは必要不可欠な条件です。そして私に言わせれば、その文化の根幹をなす物は当該民族に固有の言語です。しかしながら、どこの国でも「世界広しと言えども我が国の言語だけは唯一絶対の特殊性を有している」とか、「我が国の言語は外国人が学ぶ上では世界一難しい言語だと言える」などと言った俗説にあふれているのが現状です。私自身も「日本語ほど色彩を表す語彙の豊富な言語は他には絶対にありませんよね?」とか、「留学生の方々が日本語を勉強するのはとんでもなく難しいですよね?こんなに難しい言語って世界中にありませんものね」とかいったいいかげんな俗説の嵐に苦しめられてきました。そして、それらの誤解を緩和しようと、前回の講演では、インド・ヨーロッパ語族が拡散していって、相互によく似た言語が世界各地に広がったことや、それ以外にもウラル語族、セム・ハム語族など、同一の起源を有する言語グループが多数発見されていることを解説しました。ただ、前回には日本語、韓国・朝鮮語、モンゴル語、トルコ語などの相互関係にまで言及する時間がありませんでしたので、今回は、現在の時点で可能性が明らかになっている「日本語の起源」の問題を解説してみようと思います。実際には不明点ばかりなのですが、それもまた夢があるのかも。
場所:ふたば国際プラザ
参加費:500円(定員は30名です)
申込:Google Formsまたはお電話にて https://forms.gle/p1SSNkSrV3MZpzmr6
講師:萩原守 神戸大学名誉教授
お問い合わせ・申し込み
ふたば国際プラザ
電話:078-747-0280
メール:fic@tbz.t-com.ne.jp
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