世界の食文化講座を行いました。2021.10.25

 2021年1016()に世界の食文化講座を行い、会場、オンライン合わせて20名が参加しました。

 「食べる」ことは人の生活に大きく関わり、身近に住む人同士が互いの食文化や背景を理解することは大切です。今回はイスラム教徒の住民も地域に住んでいることを踏まえて、ハラルフードについて取り扱いました。ふたば国際プラザでの活動に長く携わっているエジプトの留学生に講師を依頼し、ハラルフードの基礎知識、歴史、地域による違い、ハラルフードをめぐる社会の動きなどを発表して頂きました。どのような食べ物がハラルフードにあたるのかという「基本」から、生命を尊重する考え方、倫理的、科学的に配慮した屠殺方法に至るまで多角的な話を展開し、最後には神戸大学生協で食べられるハラルフードの紹介を通し、「ハラルフードはイスラム教徒だけの食べ物ではないのでぜひ食べてみて欲しい」と締めくくりました。

 参加者からは「初めて聞く話ばかりで興味深かった」「ハラルフードを食べてみたいと思った」「ハラルとハラムの概念について良く理解できた。屠殺についての捉え方に文化・宗教観が込まれていて、興味深かった。」などの感想が寄せられました。

 また、同時企画としてKFCの学習支援教室に参加している外国にルーツをもつ小・中学生がグループに分かれて中国、フィリピン、マレーシア、ベトナムの食文化を紹介するポスターを作成し、掲示しました。