相互理解講座「アメリカへ向かう移民たちの現状から考える日本社会」を開催しました2025.06.20

2025年5月31日(土)にふたば国際プラザでは、相互理解講座「アメリカへ向かう移民たちの現状から考える日本社会」を開催しました。

今回の講座では、アメリカやメキシコにおける「非正規移民」の現状について詳しく紹介されました。特に、第二次トランプ政権下での移民政策の強化による排除や周縁化の動き、メキシコが通過国から受け入れ国へと変化している実態など、現地調査に基づいた具体的な事例が多く盛り込まれました。

講師の佐々木先生は、非正規移民たちが置かれた不安定な状況や制度的困難に焦点を当てながら、こうした構造的問題が日本社会にもつながっていることを指摘。日本における移民政策や社会的包摂のあり方について考える視点を提示しました。

参加者からは次のような感想が寄せられました。

  • 「メキシコが“受け入れ国”として機能しているとは知らなかった。新しい視点を得られた」

  • 「講師の方が現地で収集した生の情報を共有してくれたのがとても興味深かった」

  • 「メキシコの移民事情に関する知識がまったくなかったので、とても勉強になった」

  • 「今後、日本でも同じような課題に直面すると思う。とても関心があるテーマだった」

講座を通じて、参加者は移民に関する国際的な課題と、日本社会が今後向き合うべき課題との接点に目を向けることができました。今後もこうしたテーマを共有し、互いの理解を深める機会を継続的に設けていきたいと考えています。