「超大国化する中国と日本」——谷川真一教授による日中関係相互理解講座を開催しました2025.07.03
2025年6月28日(土)午後、神戸大学大学院国際文化学研究科の谷川真一教授を講師にお迎えし、今年度第2回相互理解講座「超大国化する中国と日本」を開催しました。当日は地域住民や関係者あわせて20名の参加があり、日中関係を学ぶ貴重な機会となりました。
講座では、戦後から現在に至るまでの日本と中国の関係の変遷について、国際関係論の3つの視点——リアリズム、リベラリズム、構築主義——を軸に、政治・経済・社会の具体的事例を挙げながら解説が行われました。また、中国の政治体制や国内状況、日中間のパワーバランスの変化などを年代順にも触れながら、国際情勢の中で日本がどのように中国と向き合うべきかを考える時間となりました。
参加者からは、「中国について知らないことが多かったと気づいた」「とてもわかりやすく、今後のニュースの見方が変わりそう」「日中関係の複雑さと大切さがよくわかった」「また講義を聞きたい」といった感想が多く寄せられました。
講座の内容は高度でありながらも丁寧でわかりやすく、専門的なテーマにも関わらず、多くの参加者が関心を持ち、熱心に何度も質問をしている姿が印象的でした。
次回、2025年度相互理解講座第3回は「はざまー母語のための場をさがして」映画の上映と朴基浩監督によるアフタートークになります。朴監督はこの映画を通じて、「日本にやってくる外国ルーツの人々の母語は誰が保障するのでしょうか」という問いをみなさんと一緒に考える予定です。皆様のご参加をお待ちしております。